昨年のテニアシの帰り道マツイくんと
気になるクライマーでミーティングイベントしたいなーなんて話してて
春頃からなんとなく事務局担当のマツイくんとやりとりして
最終千葉からマツイ君、リョウさん、高知からコーダイが集結し
第1回水上課題を愛でる集いが開催されました
天気予報はずっと雨予報だったが例によって晴天にしてもらい
徳島空港で千葉からの二人をピックアップ
お揃い着たおじさん二人が笑顔で近づいてきて怖かった
で、向かうは菩薩堂
現地でコーダイと合流
コーダイと千葉勢とは初対面だがキャラ的に関係性が一瞬で構築されてた
ボートを膨らまして早速トライ開始
マツイくんが1トライで下部突破し棚で休んで上部へ
怖そうな感じも出しつつどこで落ちても一緒という
良い開き直りで進んでいきリップを捉えこれは一撃あるかといったところで
悪いホールドを選択してしまいいい感じに爆散
浮き上がってきたマツイくんの表情が見たことないくらい真顔だったので
ゥレスキュュー!ゥレスキュュー!
コーダイとリョウさんは出だしの部分でなぜかハマってる
俺は出だしはチョーク使わずやってて特に滑る感じなかったから
飛沫かぶったホールドのチョークが良くないのかもしれん
それはさておき、さすがにコーダイも下部突破して上部へ
強さと経験に可愛げがあるコーダイは期待通りやや固い登りで進んでいき
「あっ」と何か落としちゃったみたいな声出して自分が落ちてた
途中で濡れてる海パンで手を拭くといういらんことしててそれも
散々馬鹿にされてた
なぜか下部で落ちてたリョウさんもさすがに上部まで到達し
経験値と余裕を感じる登りで進んでいく
リップも押さえ最終ホールドを狙うところでプルプル感が出てたけど
無事とらえて完登
相変わらず流石がすぎた
地面に落ちてないから一撃
おれは右のルーフを毎年の高度維持で数トライしお茶を濁してすごす
水上課題は人の見てるだけで面白いしな
コーダイが2便目を出し手順を間違ったうえ止めそうな気合いの声を出し止まらず落ちる
B面のエース感をいかんなく発揮してた
1トライ目で手順もホールドも分からず最上部まで突っ込んでいったマツイ君は
かなり疲労したようで長時間レストを取っていたが
ついに取り付くことに
対岸に渡り丹念に手を乾かしチョークアップし取り付いたが
下部の左のスローピーなホールドへの一手を止めたところで
本人曰くナメてたらしく振られが止まらず落ちる
完登トライの前によくあるちょっとしたフォール
これで堅さも取れただろう
少しだけ時間を空けて再度トライ
今度は下部も問題なく突破し棚まで到達
棚で十分休んでいよいよ最上部のルーフへ
同時に水面に小さな波紋が浮かび始める
おそらく完登するのでカメラを構える我々
リズム良く小気味よい登りで進むマツイくん
落ちてくる大粒の雨
無数の波紋と為す術もなくマツイ君を見つめる我々
リップ手前まで到達し右ヒールを上げリップを狙うマツイくん
とどまることを知らない大粒の雨
みるみる色が変わるリップ
完璧にホールドを捉えたマツイくんの右手と
完全に折れたマツイくんの心
ほどなく波紋の一つとなった
真夏の夢あこがれをいつまでもずっと忘れずに
一個前の下部で謎に落ちたトライがなければ登れてたなー
残念だがそもそも雨予報だったし晴れてても濡れてたりするし
高いところから落ちられたし良いことしかなかったということで撤収
17時には全員で徳島市内の我が家に到着し
街へくり出し打ち上げ
季節性コーダイシンドロームの話がとても興味深く感銘を受けた