15年くらい前に岩はないと聞いてて衛星写真でもいまいち見えてなかったけど
最近の衛星写真だとどうも大きそうな岩が見える
さらに幼少期ここで過ごしていたというパパから岩がゴロゴロしていた記憶がある
との有力な情報が得られたので
ゴーと二人で県西部の最後の楽園通称パパの谷へ乗り込んでみる
道中ちらほら岩は見えるものの道は狭く谷は深く落石も多く降りる気にならない
とりあえず当初の目的地まで車を進める
予想通り車も駐められ快適なアプローチもすぐ発見でき意気揚々と川へ降りていくと
いい感じに岩がゴロゴロしていた
さっそくエリア全容を把握すべく歩いて行くと早速かっこいいのがあった
他にも水没してなければ最高とか手に負えないハイボールとか色々あったけど
めぼしいのはなかったので最初のやつをトライすることに
左のラインは簡単そうやけどランディングが悪いので怖い
おそるおそる手を進めていくも行き詰まる
軽く心折れかけたけどゴーのムーブを参考にしたら登れた
2級くらい
抜けが汚くてちょっと焦った
あと降りるのも怖い
ゴーも続いたので
続いて右のライン
微妙なカチが適度に散らばっているけど悪そう
これは登れないラインかなーと取り付くも
想定外に悪いという部分がなくて思い描いてたムーブでどんどん高度が上がっていく
リップ手前でバランスが悪くて怖いムーブをこなして泣きながら押さえたホールドが
乾いた苔にまみれていて泣きながら飛び降りる
また心折れそうになりながらパモがぎりぎり届くので磨く
本当は磨かず敗退してもよいかなって気持ちもあった
で繋げたら普通につながった
怖さもあってめちゃくちゃいい課題だった
「イダ」初段といたします
ゴーも続いて完登
ゴーは1級って言ってた
どっちも正解
それでええやんてことにしないからグレードってやつはややこしくなる
どんなグレードが付いてても岩自体の形状が変わるわけでもないし
自分が達成したクライミングの価値も不変なわけで
それはそうと暑いし満足感あるし移動することに
下流を見てもこれといったのはなくて車で移動した先も
俺が渡渉でズボンを濡らした上に滑って転んで地面に叩きつけられ
擦り傷と打撲で今も足を引きづっているくらいで特に成果はなかった