2025年7月31日木曜日

水上課題を愛でる集い1日目(TENIAYU2025)

水上課題を愛でる集いことテニアユが今年も開催されました

メンバーは昨年同様マツイくん、リョウさん、コーダイ

みんな鮎取ることしか考えてないから今回は他には声をかけなかったが

来年は新しい人にも来てもらいたいな

さて、三流旅行エージェントのコーダイトラベルと違い

信頼と実績のアベトラベルはみんなが滞在する三日間の天気をすべて晴れに調整してたが

晴れるのは徳島市だけで山は雨が降ってた

道中降ったり止んだりを繰り返しながら

昨年ゲリラ豪雨で車からも出れなかった天動説のエリアに到着

本日のお目当ては俺の知る限り最難の水上課題

「ミズハノメ」二段

被ってるので序盤は乾いている

雨宿りしながら時間が過ぎるがまぁやりますかとトライ開始


とりつきの岩が濡れてるがスタート位置にタオルとかチョークを配置し

なんとかトライできる状況

みんなで代わる代わるやるが二手目のアンダー寄せが悪くてみんなできない

雨も降ったり止んだりだがぎりぎり破綻しない程度の降水量

未来はないが岩を触れるだけでヨシということでトライを続けたが

リップから上が乾かないのは明白なので13時過ぎには撤収

本来の目的である鮎取りへ

昨年1匹も取れていない3人だが

今年は昨年の反省を活かし防寒装備を充実させ水中メガネ、シュノーケルも新調

1年間の成長が見て取れた

前回は俺がお手本で先行して入ったので鮎の警戒心が高くなってたので

今回は先に入ってもらうとコーダイが早々に1匹ゲットした

おれは上流、下流といいとこを探すもあんまりなくて2匹取ったところで

ガイドなんで火を起こしたりして過ごす

そうこうしてたらマツイくんも初の鮎ゲット

アドレナリンが駆け巡ってた

コーダイも2匹目を獲って俺に並ぶ

優勝が見えたとかほざくので上流でサクッと2匹獲って

2匹あれば十分だろうと戻っていくとコーダイはウナギを握りしめてた

リョウさんは昨年同様クライミングに最適化された体だったので

上半身ウェットスーツ着てたのに真っ白になってた

とりあえず料理開始

コーダイの十徳ナイフでウナギをなんとか開き笹で串打ち

コーダイはテナガエビと毛ガニの入ったアヒージョを調理

鮎とウナギは塩振って石焼き

ウナギの感想は豚トロが一番近かった

ウナギの存在感がでかいのと石焼きでぼろぼろになってるせいで

これに比べるとアベさんの鮎はカスや状態だった

ぐろい

アヒージョは野菜が普通にうまかった

第二回テニアユはコーダイの優勝で幕を閉じみんなで徳島市内へ帰還し

毛ガニのアヒージョでお腹を壊したコーダイのトイレ休憩を挟みながら骨付き鶏の店へ

スタイルやゴシップについて熱い議論を交わした後

雄大な山々とそこを流れる美しき清流のように

力強く高潔なクライマーを輩出し続ける名門長野県出身にしては

コーダイのキャラちがくね?という話で盛り上がった




2025年7月23日水曜日

おっさんTENIASHI予選2025

年に一度のおっさんたちの情報交換会

おっさんTENIASHI予選が今年もハイベルで開催されました

今回の参加者はタナカ、オクイ、ユージ、カズボンに初参戦のピリさん

例によってナカイを始めとする数名はビビって来なかった

ダラダラと集まりダラダラと決勝までの長いアップが始まる

砕けたガラスの肩のタナカちゃんが課題を設定してくれるので楽ちん

私もテニアシ風味な課題を何本か作成しいつもの感じで進む

全然できん課題がほとんどやけどユージだけが一撃していくので

なんとなくみんなでセッション成立しているような気分になってよし

良い課題が多い

ヤジ、暴言、誹謗中傷が飛び交う品のないセッションが今年も繰り広げられた

終盤ルーフで私がテニアシぽい課題を設定しこれが炸裂

逆向きで突っ張りながら変な向きのホールドを駆使して進んでいく設定だが

実際にやってみるとすごくやりにくいが進むことは進む変な課題だった

ピリさんが腕枕でくつろぐ面白正解ムーブを編み出したおかげで

かなり解決し、さらに後頭部マッチや肘マッチ、肘に膝など

20年以上クライミングやってる連中全員が

初めて経験するムーブが複数出てくる課題になった

さすがのユージも登れずカズボンが雰囲気出てたが

ゴール前の近くてかかりのいいホールドを

後頭部マッチから取りに行くところで落ちてて惜しかった

結果時間切れで全員登れず

これの前の課題までがアップだったので

この課題がおっさんTENIASHI唯一の決勝課題となり全員引き分けとなったが

正解ムーブを編み出したピリさんが優勝ということとなった

ユージの連覇が止まったがこれまでも紙一重でほぼまぐれみたいなもんだったしな

表彰式

今年のテニアシTシャツを贈呈

ナカイ翁から差し入れの景品をジャンケンで早い者勝ちで取っていくスタイルで

オスプレイのかばんとかもあって豪華だった

記念撮影して退散

かずぼんいつも会場をありがとうございます

本戦でお待ちしています



2025年7月15日火曜日

メリーポピンズ

特にやりたい水上課題もないしマツイくん来てるみたいなので

二度と行かないと思ってたコーダイの秘密基地へひいこら行ってみる

遠いんよ

早速「世界樹」をトライ

なんか水位下がってて怖い

絶対に落としたいというほど思い入れはないが間違いなくキングラインなので

真面目にやる

様子見の1トライ目でマントルヨレ落ち

水位的に落ちても大丈夫な保障がなかったので怖かった

着水で多少乱れるので底タッチくらいで済んだ

本気の2トライ目でマントルヨレ落ちでどうしたものかと休憩

マツイくんはまずビショビショ苔ゾーンの洗礼を受け、

濡れ手で進まないといけない中間部にやられてどガバゾーンで力尽きる

まだ四国の水上にフィットできていないようだ

コーダイは相変わらず最終ガバから枝に飛ぶムーブを選択し

メリーポピンズみたいになって落ちてて今日も面白かった

止めても飛び出しホールドより結果下がってるのが得点高い

ちょっと気合いを入れないと今日も落とせず帰りそうなので気合い入れてトライ

下部乱れまくりで悪いリズムで最後のガバへ

ホワみがあるがエッジを感じる右手を押さえホワみ優勢の左手に寄せ

余力がなさ過ぎていつも心が折れる足上げをいつもの余力で頑張る

上がったので声出して乗り込んでいくと眼前に広がるのは苔と草で岩がない

これは生えているのか?それとも落ちているのか?という細いツタに手を伸ばし

引っ張っても根っこが無かったら落ちるなーと思いながら引っ張るとしっかりしてくれてて

無事完登

一片の悔い無し

上から見るとすごく浅そうに見えるのでビビりながら飛び降り帰投

次はコーダイ

枝にダブルダイノすれば耐えられるとかいう話してたからもっと面白い瞬間を期待してたが

なんか整ってて普通に足を残して枝止めてた

うっほうっほと両手で枝を引っ張って完登


流れができたのでマツイ君

下部の苔ゾーンであっさり落ちる

空には黒い雲が立ちこめ始める

これは昨年の菩薩堂で下部でミスったせいでリップに到達した瞬間に土砂降り事件の

流れを完璧に踏襲していて笑えた

残念ながら雨は降らず初めて最上部に到達したトライで見事枝を捉え完登

みんな登れてよかったよかった

最後にコーダイが掃除したダイヤモンド状のフェイスを一撃で横取りしようとしたが

ホールド分からず落ちてコーダイが登ってその後マツイくんと俺も登って

良い締めになった

お疲れ様でした



2025年7月1日火曜日

世界樹

先週コーダイを裏切り地元で登ったので今週はコーダイの水上課題のところへ

遠い

先着して寒いなーとか思ってたらコーダイとダイマルと初めましてのワダくんが到着

先週と比べると圧倒的に快適なアプローチで川へ降りる

降りたとこに水上プロジェクト課題と「ビアンキ」がある

ビアンキはかっこいいが普通に悪そうなのでやる気が出なかった

というかクライマーたるものまずは既存課題より登られてない水上ハイボールでしょう

早速ノーアップで取りついてみる

前日コーダイがトライしてたのでなんとなく雰囲気は把握してたが

実際に岩の下にいくと威圧感がすごい

あと体濡れてるし苔がすごくて落ちそうになる

這々の体で下部を突破したらだんだんクライミングになってきた

1トライ目はライン取りをミスって真ん中くらいでフォール

流れがあって戻るのしんどい

続いて昨年のユース王者ワダくんがトライ

苔スリップで落ちて可愛げを見せて

次のトライで順調に高度を上げていき最上部まで到達

いよいよコーダイが前日弾き返されてたマントル

ワダくんにも悪そうで行きつ戻りつしているが

奥にホワホワがあったらしくホワホワを持ってマントルして完登

ホワホワって何

伊達じゃなかった

下降は飛び降り

胸筋のせいで傾いている

コーダイもマントルまで行ってたが落ちてたんで結局悪そう

アップもできたので2トライ目

また下部の苔ゾーンで苦労しつつも中間部突破し

ホールドが良くなる上部へ

すごいガバだが私はレストしても回復しない仕様なので即マントルへ

ホワホワがあったのでマントルに入ろうとしたところでヨレ落ち

13aらしいからぼくには無理だ

コーダイとマントル悪いのでリップの上の木にランジすれば良いのでは?

という話になる

水上のどでかい岩を登るという快楽主義的な営みに対して

木を使うのがズルいとか言うのは高潔というより不粋と言えるのでOK

でコーダイのトライ

最上部のガバまで頑張って登って最後のガバからリップの上を見ている

まさかと思ったが

ほんまに横向きで生えている直径4cmくらいの木?にフルランジした

ここから飛んでた

完璧に捉えた木は加重するやいなや

初夏の瑞々しさを存分に発揮し無情にもしなやかかつ一気に水面へと向きを変え

完全に下まで伸びきった後

ズババババという音とともにコーダイの手の中をすり抜けていった

今年一笑った

おもしろすぎた


さてヨレたしワダくんも真ん中スタートラインは厳しそうやし

コーダイが気になる淵があるそうなのでそっちへ偵察へ


そんなに大きくなかったのでうっひょ~という感じではなかったが

悪くはなさそうなのでやってみる

スーパー明確なガバがあってリップ手前にガバカチあったり

リップもなんかあるってライン

ワダくんがサクッと登ってさらにランジでも登った

でコーダイもランジで登ったのでランジで登る流れになってしまう

おじさんも何回か落ちた後登れた

殺伐としてなくて楽しかった

こういうのこういうの

おもろい若者にも出会えたし一生見れん一手も見れたし満足した