2022年4月19日火曜日

最後の最後の最後の楽園

15年くらい前に岩はないと聞いてて衛星写真でもいまいち見えてなかったけど

最近の衛星写真だとどうも大きそうな岩が見える

さらに幼少期ここで過ごしていたというパパから岩がゴロゴロしていた記憶がある

との有力な情報が得られたので

ゴーと二人で県西部の最後の楽園通称パパの谷へ乗り込んでみる

道中ちらほら岩は見えるものの道は狭く谷は深く落石も多く降りる気にならない

とりあえず当初の目的地まで車を進める

予想通り車も駐められ快適なアプローチもすぐ発見でき意気揚々と川へ降りていくと

いい感じに岩がゴロゴロしていた

さっそくエリア全容を把握すべく歩いて行くと早速かっこいいのがあった

他にも水没してなければ最高とか手に負えないハイボールとか色々あったけど

めぼしいのはなかったので最初のやつをトライすることに


左のラインは簡単そうやけどランディングが悪いので怖い

おそるおそる手を進めていくも行き詰まる

軽く心折れかけたけどゴーのムーブを参考にしたら登れた

2級くらい

抜けが汚くてちょっと焦った

あと降りるのも怖い

ゴーも続いたので


続いて右のライン

微妙なカチが適度に散らばっているけど悪そう

これは登れないラインかなーと取り付くも

想定外に悪いという部分がなくて思い描いてたムーブでどんどん高度が上がっていく

リップ手前でバランスが悪くて怖いムーブをこなして泣きながら押さえたホールドが

乾いた苔にまみれていて泣きながら飛び降りる

また心折れそうになりながらパモがぎりぎり届くので磨く

本当は磨かず敗退してもよいかなって気持ちもあった

で繋げたら普通につながった

怖さもあってめちゃくちゃいい課題だった

「イダ」初段といたします

ゴーも続いて完登

ゴーは1級って言ってた

どっちも正解

それでええやんてことにしないからグレードってやつはややこしくなる

どんなグレードが付いてても岩自体の形状が変わるわけでもないし

自分が達成したクライミングの価値も不変なわけで


それはそうと暑いし満足感あるし移動することに

下流を見てもこれといったのはなくて車で移動した先も

俺が渡渉でズボンを濡らした上に滑って転んで地面に叩きつけられ

擦り傷と打撲で今も足を引きづっているくらいで特に成果はなかった


2022年4月4日月曜日

独りでいつもの岩へ

もはや道路から聞こえる川の音の大きさで水位が分かるようになってきた

最後の気温低い週末ということでシーズンラストのつもりで触り始める

体が温まって集中し始めるまではいつもどおり下でポコポコ落ちて

今回も2時間くらいしてようやく勝負っぽいトライが出来はじめる

やることはもはや決まっててあとはそれを完璧にこなすだけ

ただ途中のシビアなスローパーがいつも100点で持てない

何度か死に体でのリップ取りランジをするもガバは感じるが抑えきれない

きゃいん

いつもの敗退パターン

そしてぐずぐずしてたら一番大事な右手の薬指が割れた

幸いにも指の付け根側に剥ける割れ方でほぼ出血もなかったが

こうなると敗色濃厚なので割れ目が広がる前に決めたいと取り付く


意外と初段くらいある気がする離陸と一手目を100点で捉えられたので

しゃくることもなくチョーク温存

2手目は問題なく両手とも嫌な持ち感ではない

問題の3手目もたまにあるすごく持てるかかり方で100点に近い

右手が持ててるので左手も95点くらいで寄せてこれた

リップを見上げると距離を出すというより止めにいくという意識が持てて
気づいたら振られながら戻りの足を探していた

遠いかもと思ってた左のガバが思いの外近くにあったので

左のガバを使って素直に左の棚でマントルした

え?登れたんじゃね俺?みたいな気持ち

直登は出来なくもなさそうなので未来へ託した

居合わせたクライマーの祝福を受けお騒がせしたことをお詫びし

やれやれと腰を下ろし久しぶりの余韻を味わう

「晩年」三段といったところでしょうか

多分初登やと思うけど場所が場所やしもし誰かすでに登ってたら教えて下さいね

シビアな内容で大変よろしゅうございました

ランディングあるうちにぜひ