2025年5月27日火曜日

寒天

出張のマツイ君とコーダイとどっかで登ることになってたが

前日すごい雨降ったので確実に登れる松風に行くことに

まずは3時起床で5時から室戸手前で釣りしようとするも濁りまくりで転戦

室戸から大山岬界隈を偵察しながら北進するもどこも波や濁りで釣りにならない

結局なんやかんやで春野漁港まで到達


実は来たの初めてなのだがとりあえず松風の前にマットを置いてテトラまで移動

濁ってないしフラット系狙いで探っていく

ほどなく足元でヒラスズキがかかるもすぐフックアウト

移動してサラシ打ちするも反応なし

釣りができただけよかった

そうこうしてたらマツイくんとコーダイが来たので遂に松風をやることに

マツイくんがノーアップでサクッと登って

僕はビビりながら少しずつほぐしていってなんとか完登

僕もやっと四国ローカルになれました

さて移動しますかとなったがホールドが欠けて消滅したという

右抜けがちょっとだけ気になったのでちょっとだけ様子見トライ

松風の序盤のホールドを使うがキーホールドは使わず右のカンテかリップに向かいたい

フルリーチでカンテ届くかと思うもダメ

クラックに挟まってる石が動いてたのでどけたらちょっと持てるようになって


正対で上部のごみカチを左手で狙うムーブでしばらくやって

クロスっぽく狙うムーブやったり、ギャストンアンダー使うムーブやったり

ランジやったりすること3時間


ヘロヘロになりながら一応リップを狙おうとするところまでは進めた

ずっと影だったし乾燥した風が通ってコンディションはよかったが

できなかったので相当悪いと思う

まぁはっきり言ってラインは蛇足感はあるが

面白い人達と気持ちのよい環境のおかげで愉快な時間が過ごせた



2025年5月12日月曜日

名代

日曜は昼から崩れる予報だったので7時半から西へ

上流でエンジョイ開拓って気分だったので

まずは低いが苔の黄緑が独特で魅力的なフェイスから

ゴミしか付いてないがそういうの好きなんで色々やって離陸はできた

ただ一手目のそこそこのカチを高速タッチが関の山

ワイはアカンタレやと途方にくれていたら

全く理由は定かではないが何故かお疲れモードのコーダイが合流

さっそくやってもらう

というかスタートホールド一手目のカチ届くしそこからでいいんじゃねとなり

スタートポジション

これはもう登るだけですなと離陸するもなんか悪くて体感ランジ課題

へぼ出しして落ちてるうちに二人とも整ってきて醜い初登争いが始まる

相手のフォールをキケケケケと嘲りあうセッションの末私が初登

「ダイレクトウェスト」1級としました


コーダイもほどなく登り良い課題だったねー、ねーと和解し次へ

トライしたとかいう話は聞くが登れたという話は聞いたことがないようなあるような

被ったラインを触ることに

ランディングが悪いイメージだが最近はそれなりが続いている

ちょっと整備してトライ開始

下部は快適なガバカチが続き上部の処理が不明瞭

想定ムーブがいまいちで想定外のところがけっこう持てることが判明

これ使ってがんばればなんとかなりそう

とか言うてたらコーダイがあれよあれよと突破していった

違いますやんか、まだそういうタイミングじゃないですやんか

とりあえず「機密」初段となりました

俄然やる気を失いそうになるのを踏みとどまりつつトライしてみる

全パクリの強い気持ちで突っ込むも上部が届かない気がして降りる

次は意を決して届かして手が悪いしヌメるしで降りる

次のトライで良いところ止められてちょっと右に乗り込むとこが意外と嫌で

ヨボヨボになりながらなんとか完登

クライミングしたなー


ちょっと涼みたいのでダイヤモンドフェイスの対岸のフェイスへ移動

ずっと触ってみたいと思ってた垂壁

最下部だけ出っ張っててホールドはほとんど無いというおもしろそうさしかない

下からマントルしてスタートは無理そうなので

横の岩から入り込んでいく感じでやってみる

なんせ手が悪くて足もそんなに良くないから壁に張りつけない

できそうでできない感がとても良い

なんか変な怖さもある

途中無理では?感が出てきたがなんとなく光明を感じたバランスに

保持力をプラスすることでやっと離陸できた

さらに工夫と改善を加えることでやっと2手進み

あとはリップ出しというところまで進めたが手が悪くて無理だった

ただあそこまでバラせたことを誇りたい

味わいのある良い課題だと思うのでみんなもやってみてよ

コーダイは全然できてなかった

雨が降らないが疲れたので撤収

コーダイはヘルベチカへ向かっていった



2025年5月8日木曜日

四国のナイトボルダリングについて

コーダイのインスタにコメントした内容の転載です。

もし内容に関する意見やコメントがありましたら議論が分散してしまうのでコーダイ(ko_dai.97)のインスタのコメント欄でお願いします。

https://www.instagram.com/p/DI3jn8TSNK0/?hl=ja&img_index=1

========以下コメント内容==============

コーダイとこの前岩場でナイトの話してから良い機会やからブログに書いてみようと思って書いてたらコーダイがこんな投稿したので、とっ散らからないように情熱と信念に基づきここでコメントさせてもらいます。

そもそもいわゆる四国ルールは2008年に私を含む当時の四国四県の中心的なローカルクライマーがエリアの保全のために発した意見表明であり協力依頼です。この中で、「ナイトボルダリングは禁止」としましたが、当時の我々としては、ナイトボルダリングを容認して自分たちが登れる機会を増やすよりも、自分たちが遊べるエリアが無くなるリスクを減らす選択をしたものです。

しかし、この四国ルールはあくまでお願いに過ぎずなんら強制力を持つものではありません。四国内外のクライマーがこのルールに協力してくれたため実質的に強制力を伴うルールとして定着したにすぎません。

したがって、あくまで個人的にはですが、コーダイの今回の発信については、個人が熟考の上表明したものであり、四国ルールがあるからと言って否定できるものではないと考えます。

また、こういった触れにくい話題について若いクライマーが考え発信し正面から議論を呼びかけることはこれまで無かったことであり、大変歓迎すべきことだとも感じています。

一点今回の投稿で指摘するならば他の岩場への影響について言及が少ないことです。具体的には、クライマーの中には情報を正しく取得できないクライマーが意外と多く、ナイト解禁と誤解され四国の他のエリアに迷惑がかかる可能性を経験上考えてしまいます。対策としてはナイトボルダリングを実施してもSNSへ投稿しないなど情報を出さないといったことが考えられますが、このような波及効果の制御が一番の課題になってくることだと思います。(言及してないだけで承知の上なら申し訳ない。)

コーダイの投稿の内容について私からのコメントは以上です。

あと、策定メンバーの一人でもあるタオさんの見解を伺い、ここで紹介することを了承いただきましたので紹介します。

「自分で全部責任を持てる(地元とのトラブルを起こさない、起こった時は解決する、他のエリアに波及させない等)のであれば踏み出してもよいかと思っています。

逆にできないのであれば戯言です。」

とのことです。簡潔で素晴らしいと思いました。

ここからは、四国ルールそのものについて現在私が考えていることを述べます。

四国ルールが発表されてからすでに17年が経過しました。その間にエリアは増え、エリアによってはトポも整備されています。また、クライマーの量や質も変わり、クライミングを取り巻く社会環境も変わりました。その中で当初のルールが現在も適切に機能しているかは検証が必要でしょう。場合によってはアップデートや廃止が必要かもしれません。

策定に関わった私が言うと無責任と受け取られるかもしれませんが、この検証は現役の世代が行う方が望ましいでしょう。我々策定メンバーの多くは一線を退いていますし、そのような者がでしゃばっても碌なことがありません。これからのことはこれからのクライマーが考えるべきです。策定メンバーも自分たちの作ったルールを勝手に変えるなといった考え方をする人は少ないんじゃないでしょうか。

少なくとも私は、ローカルが考えて覚悟をもって決めたことであれば尊重したいと思います。

17年前、我々は、あらゆるクライマーに分かりやすい四国はナイト禁止と大雑把に括り禁止する方式を選択しました。しかし、エリア毎に地域のコンセンサスを得て、クライマー社会にも注意事項の周知を徹底し継続的にエリアを保全できる体制を整えてナイト可とする選択もあり得ると思います。ものすごく大変でしょうがそうしたいならそうすればいいのです。

また、例えルールとか煩わしいし、こっそりやるわという考え方の人がいたとしても、他人に迷惑がかからないのであれば否定しません。個人が自己の責任において完結できるのであればむしろ誠実な態度とさえ言えるかもしれません。

色々な考え方の人がいますし、正解はありません。しかし、いずれにせよ与えられたルールに従うのみで思考停止することが最も不健全です。岩場を利用する全ての人が当事者であり、当事者が当事者意識を持って岩場のあり様を考え続けることが最も重要なことだと思います。考えた結果現在の四国ルールが適当だとなれば継続すればいいですし不適当であれば変える努力をすればいいだけの話なのですから。

長くてすみません。趣旨が伝われば幸いです。

========以上==============


~参考~ 

四国ルール

四国のボルダリングエリアを訪れる際に守っていただきたいことを、エリアを開拓、維持している四国ローカル全体の意見としてまとめ、ここに掲載させていただきます。

1.チッピング・グルーイング厳禁

もはや当然のことでありますがチッピング、グルーイング(グルーによるホールドの作成)は決して行わないでください。グルーによるホールドの補強も、我々としては行なうべきではないと考えます。ホールドが欠けることも、自然の摂理ととらえています。

2.岩場には何も残さない

 岩場から帰るときにはゴミは持ち帰り、ホールドのチョーク跡はできるだけ落としてください。またトイレ(特に大)は事前に済ませておくようお願いいたします。場所によってはクライマー以外の不法投棄が目立つエリアもあります。余裕があれば自分たちのゴミ以外に一つでも拾っていただければありがたく思います。

3.車はできるだけ乗り合わせる 

各エリアには、多くの車を止められるような駐車スペースはほとんどありません。多くのクライマーが訪れることができるように、また地元の方々や観光客とのトラブルを避ける上でも、できるだけ車は乗り合わせてお越しください。通行の妨げとなるような駐車は絶対に行わないでください。

4.ナイトボルダリングはしない

 近年一部で流行しているナイトボルダリングですが、暗闇の中ヘッドランプやランタンをつけて登る姿は、近くに住む方々から“不審者”と見られてもおかしくありません。現在、四国のボルダリングエリアにおいてクライマーと地元の方々は良好な関係を築いていますが、これを壊さないためにもナイトボルダリングは行わないでください。

(四国ローカルボルダリングネットワーク)