2025年5月8日木曜日

四国のナイトボルダリングについて

コーダイのインスタにコメントした内容の転載です。

もし内容に関する意見やコメントがありましたら議論が分散してしまうのでコーダイ(ko_dai.97)のインスタのコメント欄でお願いします。

https://www.instagram.com/p/DI3jn8TSNK0/?hl=ja&img_index=1

========以下コメント内容==============

コーダイとこの前岩場でナイトの話してから良い機会やからブログに書いてみようと思って書いてたらコーダイがこんな投稿したので、とっ散らからないように情熱と信念に基づきここでコメントさせてもらいます。

そもそもいわゆる四国ルールは2008年に私を含む当時の四国四県の中心的なローカルクライマーがエリアの保全のために発した意見表明であり協力依頼です。この中で、「ナイトボルダリングは禁止」としましたが、当時の我々としては、ナイトボルダリングを容認して自分たちが登れる機会を増やすよりも、自分たちが遊べるエリアが無くなるリスクを減らす選択をしたものです。

しかし、この四国ルールはあくまでお願いに過ぎずなんら強制力を持つものではありません。四国内外のクライマーがこのルールに協力してくれたため実質的に強制力を伴うルールとして定着したにすぎません。

したがって、あくまで個人的にはですが、コーダイの今回の発信については、個人が熟考の上表明したものであり、四国ルールがあるからと言って否定できるものではないと考えます。

また、こういった触れにくい話題について若いクライマーが考え発信し正面から議論を呼びかけることはこれまで無かったことであり、大変歓迎すべきことだとも感じています。

一点今回の投稿で指摘するならば他の岩場への影響について言及が少ないことです。具体的には、クライマーの中には情報を正しく取得できないクライマーが意外と多く、ナイト解禁と誤解され四国の他のエリアに迷惑がかかる可能性を経験上考えてしまいます。対策としてはナイトボルダリングを実施してもSNSへ投稿しないなど情報を出さないといったことが考えられますが、このような波及効果の制御が一番の課題になってくることだと思います。(言及してないだけで承知の上なら申し訳ない。)

コーダイの投稿の内容について私からのコメントは以上です。

あと、策定メンバーの一人でもあるタオさんの見解を伺い、ここで紹介することを了承いただきましたので紹介します。

「自分で全部責任を持てる(地元とのトラブルを起こさない、起こった時は解決する、他のエリアに波及させない等)のであれば踏み出してもよいかと思っています。

逆にできないのであれば戯言です。」

とのことです。簡潔で素晴らしいと思いました。

ここからは、四国ルールそのものについて現在私が考えていることを述べます。

四国ルールが発表されてからすでに17年が経過しました。その間にエリアは増え、エリアによってはトポも整備されています。また、クライマーの量や質も変わり、クライミングを取り巻く社会環境も変わりました。その中で当初のルールが現在も適切に機能しているかは検証が必要でしょう。場合によってはアップデートや廃止が必要かもしれません。

策定に関わった私が言うと無責任と受け取られるかもしれませんが、この検証は現役の世代が行う方が望ましいでしょう。我々策定メンバーの多くは一線を退いていますし、そのような者がでしゃばっても碌なことがありません。これからのことはこれからのクライマーが考えるべきです。策定メンバーも自分たちの作ったルールを勝手に変えるなといった考え方をする人は少ないんじゃないでしょうか。

少なくとも私は、ローカルが考えて覚悟をもって決めたことであれば尊重したいと思います。

17年前、我々は、あらゆるクライマーに分かりやすい四国はナイト禁止と大雑把に括り禁止する方式を選択しました。しかし、エリア毎に地域のコンセンサスを得て、クライマー社会にも注意事項の周知を徹底し継続的にエリアを保全できる体制を整えてナイト可とする選択もあり得ると思います。ものすごく大変でしょうがそうしたいならそうすればいいのです。

また、例えルールとか煩わしいし、こっそりやるわという考え方の人がいたとしても、他人に迷惑がかからないのであれば否定しません。個人が自己の責任において完結できるのであればむしろ誠実な態度とさえ言えるかもしれません。

色々な考え方の人がいますし、正解はありません。しかし、いずれにせよ与えられたルールに従うのみで思考停止することが最も不健全です。岩場を利用する全ての人が当事者であり、当事者が当事者意識を持って岩場のあり様を考え続けることが最も重要なことだと思います。考えた結果現在の四国ルールが適当だとなれば継続すればいいですし不適当であれば変える努力をすればいいだけの話なのですから。

長くてすみません。趣旨が伝われば幸いです。

========以上==============


~参考~ 

四国ルール

四国のボルダリングエリアを訪れる際に守っていただきたいことを、エリアを開拓、維持している四国ローカル全体の意見としてまとめ、ここに掲載させていただきます。

1.チッピング・グルーイング厳禁

もはや当然のことでありますがチッピング、グルーイング(グルーによるホールドの作成)は決して行わないでください。グルーによるホールドの補強も、我々としては行なうべきではないと考えます。ホールドが欠けることも、自然の摂理ととらえています。

2.岩場には何も残さない

 岩場から帰るときにはゴミは持ち帰り、ホールドのチョーク跡はできるだけ落としてください。またトイレ(特に大)は事前に済ませておくようお願いいたします。場所によってはクライマー以外の不法投棄が目立つエリアもあります。余裕があれば自分たちのゴミ以外に一つでも拾っていただければありがたく思います。

3.車はできるだけ乗り合わせる 

各エリアには、多くの車を止められるような駐車スペースはほとんどありません。多くのクライマーが訪れることができるように、また地元の方々や観光客とのトラブルを避ける上でも、できるだけ車は乗り合わせてお越しください。通行の妨げとなるような駐車は絶対に行わないでください。

4.ナイトボルダリングはしない

 近年一部で流行しているナイトボルダリングですが、暗闇の中ヘッドランプやランタンをつけて登る姿は、近くに住む方々から“不審者”と見られてもおかしくありません。現在、四国のボルダリングエリアにおいてクライマーと地元の方々は良好な関係を築いていますが、これを壊さないためにもナイトボルダリングは行わないでください。

(四国ローカルボルダリングネットワーク)



2025年4月8日火曜日

ヒース

気まぐれに経典をやりにコーダイと西へ

雨上がりの道なき斜面を転がり落ちて行き

10年ぶりくらいに経典と再会

10年前に捻挫デビューしたこの課題

雪辱を果たすべくさっそく山へ入り木を集めランディングを作る

毎週ランディング作ってる

4手目までは雰囲気覚えてたのすぐに到達し

次の保持とフットワークと体の強さが試されるとこで停滞

変わってないな君は

変わってしまったのは私だけか

日頃の筋トレとストレッチの成果が全く発揮されていないコーダイは

全然戦えてなくて奇妙だった

空気も気だるい感じで進展もしないし1回頑張ってあげた足が

一撃でスリップしたので諦めた

10年後に会いましょう


下流の前回到達できなかったチョップストーンアタック(仮称)を見に行く

結構遠くて暑いしばてた

チョップストーンアタック(仮称)は相変わらずかっこ良かったが

マット背負ってくる元気はなくファウストやダブステップを見学して戻る

途中この岩場に多いこういう系のやつをやる

マントルが股間によろしくなかった


火の粉の岩で休憩し裏がなんか面白そうなのでやることに

SDでは全く受けなかったのでスタンディングでやる

それでも悪くてなんとか2手バラして終了

シャキッとしない1日だったがそういう日もあるでしょう

早くウォーターの季節こないかなー



2025年4月2日水曜日

現在

まーくん、ツネ、タケダくんと天動説のところへ

まーくんがずっと心残りにしてたプロジェクトを7年ぶりくらいにやっと触る

先に到着してたので水たまりの水抜きから

10cmくらい下がったところでマー君達到着

もうやりたくなかったがランディングを整備を開始

山に入り柴を集め川に入り岩を転がしランディング完成

なんか自分のプロジェクトって気持ちじゃないので

まーくんとツネのテンションについていくのが大変だった

二人が先行する感じで進んでいく

幸運な感じでホールドが続いているので毎回結構な高さまで進めて腰に悪い

上の方が核心だが高いので全然動けない

ツネが強くて最初から正解ムーブ方向でがんばってた

自分は乗り切れないままトライしてたし普通に核心が真似できなかった

もう突っ込む感じまで仕上がってたツネが

門を開けてムーブを起こし戻れない未知のホールドへ手を伸ばす

高すぎるのとランディング悪いのでもはやみんなマットを動かしてなかった

予想より左の方へ導かれるようで左へ抜けていった

あーこんな感じに見えるのねといったのが感想

ナイストライだった

「幕末」三段

素晴らしい

トップアウト

からのクライムダウンで苔もこもこのスラブを降りるので5分くらい悩んでて

ワンチャン死ぬ可能性があった

締まった感じもあるが、

上部が解決して5段階は簡単になったこのラインを登らずに帰るわけにはいかないと

マットを敷き直してトライ

普通に核心が出来なくて敗退した

自分の課題じゃないって思ってる時点で敗退してたのよ



2025年3月26日水曜日

おび

職場のデスクで人知れずギックリしてから2週間でなんとか復帰

アキノ・ド・スラブが転がったという噂を聞きつけたので西の方まで調査へ

ワクワクしながら現地に到着すると見たことない岩が転がっていた

完全に転がっていてうけた

全面微妙な感じで往時の威容は見る影もなかった

往時の威容のアキノ・ド・スラブとナカイちゃん

調べてみるとどうやら「アキノ・ド・スラブ」初段は2008年に俺が初登したラインで

あのエリアでも追憶、ホフマン、絶妙スラブ、東雲に並ぶ

はっきりと登るべきラインだったが

高くて悪いスラブだからかとんと登った話を聞かなかった

安心できない下部のフットワーク、乏しい手と足で立ち上がる上部の核心

微妙にランディングの隙間から川が見えて怖いが

大きなつるっとした岩の真ん中を抜けていくとても良いラインだった

登りたい岩はいつまでもないし人生はとても短い

はやくまた転がれ

文明まで戻り文明のすぐ左からフェースを正面突破するかっこいいラインをやることに

文明のランディングなくなってるんでまた水抜きから

そうこうしてたらコーダイと長野からツアー中の初めましてのノミゾさんが合流

初めましてのノミゾさんにランディング作りを手伝ってもらうのは恐縮だが

これも四国の真髄ということで存分に楽しんでもらう

ランディングが完成したので早速トライ

スタートが悪い

なんとかスタートできるようになってもそこから一手一手が悪い

というか無酸素系でしんどい

あと落ちたらコーダイのモンドが川面を叩き波かぶって濡れてウケる

みんなが手札を出し合い徐々に進み徐々に果てていく

小一時間くらいやってここまではいきたいと思ったところまでいけたので


一旦敗退

座標のランディングをスタートだけはできる感じに整えたのち

ニドへ移動

お二人ががんばっていたので俺も混ざる

一手目が止まらず止めたとしてからやって動けず初登者の面目躍如といったところ

老い

二人が一手目止めたところで上流のかっこいいけど触ってない岩を見にみんなで散歩

「ヘルベチカ」まで行ったがそこから先は水没してていけなくなってた

あとヘルベチカのランディングが身長分くらい下がってさらにかっこよくなってた

暑さにひいひい言いながら戻ったところでお時間となりましたのでお先に失敬した




2025年2月27日木曜日

シー

まずオカピとサゴシがいるという大里海岸に6時半着

サゴシが10分毎にベイトを追いかけて前を通り過ぎていく状況で

人も30~40人くらいいたが誰も釣れていない

無理かなーと思ってたら8時くらいにいきなりどかんと何か来た

最初そんなに大きくないかなと思ってたけど中々寄らず5分くらいかけて取り込む

80オーバーの鰤でした

もうこれ以上の成果はないだろうが岩へ移動

コーダイと初めましてのりょうちゃんと

サイトーさん、ゴー、がんの軍団と合流しファンタスティックプラネットへ

特にやりたいのないので一度見ておきたかった岩を見に行く

登れそうだが死にそうなのでやらず

みんなで穴にハマってボルダリングの醍醐味を味わった

3人入ってます

とりあえずマシなのがあったのでまずはそれから

結構高いがホールド配置とか形状が絶妙で2トライで完登

「マーメイドラグーン」1級とかでしょうか

ほどほどに怖くてよい

りょうちゃん、コーダイ、ゴーと抜けてった

釣りしに岩場にも来たオカピが高切れしてラインを失ったので

エサ釣り用の貝取りしたりカニ釣りしたり

保持力で貝を剥ぎ取っていく人

ライターで炙って食べる人

ベラ

カワハギ

デザインバグってる魚


移動して遊ぶものないか探す

凹角がポップな感じだったのでみんなで登ってやるもんなくなったので高い岩を触ることに

真上に抜けたいが無理そうなので右に抜けるラインで頑張る

スタートが秀逸でそこからのホールドもボテみたいで面白い

その後は剥がれそうなカチをひたすら繋ぐ感じで面白くなく危ない

あと1ピースでなんとかなりそうだったが敗退

ま、ブリ釣れたし別にいいやと撤収した



2025年2月12日水曜日

業界人間

オカピが頑張ってる大里海岸に乗り込み早朝の冷気に蝕まれながら

ルアーを2時間投げ続けボイルを数回見れただけで終了

コーダイとファンタスティック・プラネットへ

先に駐車場に着いたが最奥の岩の前集合なので

遊歩道を進み続けるアプローチを試してみる

山頂までひいこら登りがっつり下ると目的の岩の上っぽい

アプローチ能力平均5段と言われる地磯釣り師達の足跡をたどり無事到着

18分くらいだったので磯歩くのと時間はほとんど一緒かな

コーダイはまだ来なさそうなのであたりを散策し、

ランディングが良くてホールドもあって楽しそうなラインから始める

ホールドも結構良いのがあったりするのでコーダイ来るまでに登れるかなと

やってたがなかなか進まない

あと結局暑い

流石に今日は暑いことないやろと半袖と帽子を持ってこなかったのが悔やまれた

コーダイが来たのでさっそくやってもらうも進まない

コーダイは右の摂理を存分に使い進む方式

俺はカンテを駆使して体を上げていく感じ

数時間やって二人ともヨレて皮もなくなり暑くて状態が悪くなってきた頃に

やっと敗退した


今日の目的であるハイボールに挨拶だけでもしとくかと移動

ポケットが良い感じに配置されてる日向面は

普通に高すぎるのとランディングが悪すぎる

挨拶も取り合ってくれなさそうな雰囲気だったので側面をやってみることに

数手進めばガバっぽくてその上もホールドが続いてそうだが

下部のホールドが悪くて全然できない系の可能性もある

基部の岩をどこまでアリにするか問題もあり

喧々諤々の議論が繰り広げられた

左の基部だけを使うのが一番スタイル的に厳しい考え方ではあるが

動きが制限されてせせこましいムーブになるし

せせこましいムーブをやるためにクライミングしてるつもりはないので

右の基部も使ってやることにした

ホールドも悪いと思っていたがだんだん馴染んできて

足位置もいいので最初は絶望的な距離感と思っていたガバも届く感じが出たので

カメラセットして服脱いで日陰で風が吹いた最高のタイミングで離陸

持て感も良かったので思い切って飛ぶとガバを捉えた

始まってしまったので行くしかない

オートパイロットに切り替え自動で岩の上まで上がった

吹き飛ぶのだけが怖かった

「元老院」1級とか初段とか


なんかしっくりきてなさそうだったコーダイも完登トライを始めるみたいなので撮影

ランジを無事止めてしゃかしゃか進んで無事完登

リップの上の坂も山からの射線切ってんのかってくらい慎重に進んでた

締まったのでお先に終了

帰りも山頂経由で帰った

通常アプローチにモンベルの黒いダウンが落ちてましたが誰か落としました?



2025年1月30日木曜日

若潮

まーくん、ヒライさん、ツネとファンタスティック・プラネットへ

とりあえず前回先に帰ったあとコーダイとゴーが触ってたラインから

初めてこの界隈見回った時も綺麗なラインなんでいつかは触ろうと思ってたこのライン

シットスタートに相応しい縦ホールドがありツラッとした面に

一つだけポケットがある

そこからはリップ手前に水平クラックが走りリップは悪く無さそうだが

ボーイズが抜けられなかったらしいのでガバというわけではなさそう

荒れてはいないが時折波しぶきが飛んできてランディングの潮だまりも

水位が上がったり下がったりしているのでストレッチと懸垂をして早速トライ

スタートの足選択を間違ってポロッと落ちてツネが使ってた足に変えたら

遠いポケットまでなんとか届いた

ポケットは3本入って深かったのでほぼほぼ片手で次のクラックへ飛んで止める

クラックも結構良かったのでマッチして足を拾ってリップへ出す

まずまずだったので手を寄せてくる

まぁなんとかなるかと右ヒールを上げて終わりのホールドを探すが手近にはない

さきまで送ると穴の組み合わせみたいなのでしっかり持てるところがありトップアウト

「ししぎしし」1級とした

ツネもすぐにまた違うマントルで完登

まーくんは謎にマントルでややハマりするも完登

とても課題らしい課題でした

ツネと右側も触るも無理となったので移動

なんかホールドのある岩があるので触ることに

最初はシットで下からやってみてたが無理ぽだったので

素直に左の方にあるガバから

まーくんが普通に2手目止めてたが普通に悪くて何回か落ちる

やっと2手目が止まって持ち感も悪くなかったので

飛べば届きそうな3手目へ飛ぼうとした瞬間2手目が吹き飛ぶ

指青くなるくらいネコった

在りし日の二手目を止めるまーくん

2手目がなくなったのでリップ手前のカチを目指すことに

俺はサイファーで、ツネは正対、マー君はヒールで引きつけでそれぞれ目指すがダメ

おれは13時には帰るので時間切れになりそう

サイファーが100点でも止まらなかったので諦めていたヒールに変えたら出来そう

頑張ったら残り10分でついに2手目が止まった3手目も止めてリップへ出すも

どこを持ってもスローパー

笑いながら落ちる

そんなわけないやろと5分後にもう1回トライしたら

どこを持ってもスローパーだった

気持ちよく帰路に就いた